

こんにちは、mr-chickenです。
今回は、独学での勉強時間についてお伝えします。
一般的に考えられている勉強時間の目安を基準として考えます。それを基に勉強の開始時期や1日の勉強時間の割り当てなどをご紹介します。
もちろん、人によって前提知識や環境が異なりますので、みなさんそれぞれに必要な勉強時間は異なってくると思います。これから紹介する内容を基に、勉強時間を考えてみていただければと思います。
1. 宅建取得に必要な独学の勉強時間
1-1. 宅建取得に必要な勉強時間の目安
宅建を取得するために必要な勉強時間は、約300時間と言われています。
もちろん、前提となる法律知識などに左右されますので、あくまで目安ということになります。
1-2. 他の資格と比較した勉強時間
よく比較されるような他の国家資格との勉強時間の差を見てみたいと思います。
資格名 | 勉強時間の目安 | 合格率(約) |
---|---|---|
弁護士 | 6,000時間 | 45% |
公認会計士 | 3,000時間 | 10% |
司法書士 | 3,000時間 | 4% |
税理士 | 2,500時間 | 20% |
不動産鑑定士 | 2,000時間 | 5% |
社会保険労務士 | 1,000時間 | 6% |
土地家屋調査士 | 1,000時間 | 8% |
マンション管理士 | 500時間 | 9% |
行政書士 | 500時間 | 10% |
宅地建物取引士 | 300時間 | 15% |
管理業務主任者 | 300時間 | 20% |
賃貸不動産経営管理士 | 100時間 | 30% |
これを見てわかるように、決して簡単な試験ではありません。難易度は、高いと思います。そのため、一定の勉強時間を確保して勉強する必要があります。
2. 具体的な勉強時間の配分
2-1. 宅建の勉強を始める時期は
私もそうでしたが、働きながら勉強することを前提として考えたいと思います。
1日の勉強時間は1時間。これを数カ月継続する必要がありますので、1日の勉強時間はこれが限界です。(リカバリーなどを考慮しますので)
勉強時間の基準は、300時間と紹介しました。1日1時間勉強すると、月30時間となります。基準の300時間を満たすためには、10ヶ月必要とわかります。
宅建の試験日は、毎年1回、10月の第3日曜日となっています。そこから逆算すると、試験日の前年12月の3週目ぐらいから勉強を始める必要があることがわかります。
いやいや、1日2時間勉強するよ!という方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、試験日から5ヶ月前の5月の3週目ぐらいが勉強を始める時期になるでしょう。
ただ、注意が必要なのは、勉強を継続することを前提としてください。これすごく重要です。
2-2. 1日の勉強時間の考え方
1日の勉強時間の考え方をはじめに述べます。勉強を継続することを前提に1日の勉強時間を決めることが重要です。大事なことなので、また言いました。
それでは、具体的に見ていきます。過去問をベースに勉強をすることを前提とします。仕事をしながら勉強をして、試験日まで継続することを考えると1日1時間が適切かと思います。
宅建の試験範囲は、以下の通り、大きく4つの分野に分けることができます。
- 権利関係(民法など)(14問)
- 宅建業法(20問)
- 法令上の制限(8問)
- 税・その他(8問)
この分野ごとに1時間で勉強できる範囲に分けていきます。その範囲を勉強するということが1日の勉強時間の考え方になります。
例えば、「宅建業法」の分野の過去問の内容が100ページあり、1日に勉強できるのが10ページだとします。これを1単位とします。1日1単位(1時間)が勉強のノルマとなります。きつい言い方になりましたが、この1単位を試験日まで10ヶ月継続する必要があります。
※この1単位の配分により過去問を何回繰り返して勉強できるかが決まってきます。この繰り返す回数によりトータルの勉強時間も異なることになります。
勉強は、1日1時間毎日継続します。とはいえ、私も経験がありますが、体調不良や仕事が忙しくて勉強時間が確保できなかったなどといった日もあると思います。その場合は、どうすればよいのでしょうか。
ズバリ、
別の日にリカバリーをする
です。
例えば土日が休みの方であれば、土曜か日曜にリカバリーをします。その週の勉強できなかった1単位を土日のどちらかで、 1日のノルマの1単位 + リカバリーの1単位 という具合に2単位(2時間)勉強をすればよいのです。
当たり前のことを言っていると思われるでしょう。ただ、これを実行することは重要です。このリカバリーをやらずに継続して勉強したとしても、勉強をやらなかった日の数単位分が勉強不足となり、試験にわるい影響を与えます。
さらに、勉強をしなかった日のリカバリーをやらなくてもよい、としてしまうと、勉強の継続にも影響してきます。人間楽をしたくなりますので、勉強をしない日が増えていくかもしれません。リカバリーをしなくてもよいということは、別の日にその分余計に勉強する必要がないのですから。私も同じ人間ですので、こうならないためにも、このリカバリーは心掛けて勉強していました。
3. まとめ
宅建試験合格に必要な勉強時間の目安を基準として、1日の勉強時間や勉強の開始時期などを紹介しました。もちろん人によって、勉強に確保できる時間や勉強スピードも異なってくると思います。そのため、勉強時間や勉強開始時期は、勉強する人ごとにオリジナリティがあると思います。
この記事で紹介した内容を基に勉強時間について考えて、宅建合格を目指してください。陰ながら応援させていただきます。