

こんにちは、mr-chickenです。
宅建試験まで残り2ヶ月ぐらいとなりました。これから勉強して間に合うのでしょうか。間に合わないとは言い切れません。
勉強スケジュールを正しく立てて、時にはスケジュール更新を行うなど柔軟に対応していくことで道は開けると思います。勉強スケジュールの考え方を紹介しますので、参考にしてみてください。
1. 宅建試験の勉強時間
1-1. 宅建合格に必要な勉強時間
宅建合格に必要な勉強時間はどのくらいでしょうか。
合格に必要な勉強時間は、約300時間と言われています。あくまで目安となりますが、これを多いと感じるか少ないと感じるかどう受け止めますか。
私は、この300時間というのを知って、正直多いなと感じました。これだけの時間勉強を続けるのは、簡単なことではないと思いました。中には同じ境遇の方もいるかもしれませんが、働きながらですとこれだけの時間を費やすのは普通じゃないと思います。
1-2. 8月から始める場合の勉強時間
先ほど、必要な勉強時間は300時間と紹介しました。ピンとこないかもしれませんので、具体的に見てみたいと思います。
もし、8月から勉強を始めた場合、その300時間はどんなものなのか1日の勉強時間に換算したいと思います。令和6年度の試験日は10月20日ですので、前日まで勉強したとして10月は19日間勉強できます。9月は30日間です。この記事は、8月17日に書いていますので、明日から勉強したとして8月は14日間です。トータルで、63日間勉強に使えます。そこから算出される 1日の勉強時間は、4.76時間ですので、5時間近く勉強する必要があります。
もし、働きながら勉強する場合は、1日5時間の勉強という非現実的な勉強時間ではないでしょうか。試験に申し込んだものの、重い腰があがらずにまだ勉強を開始していない方もご安心ください。8月からの勉強でもやり方次第で間に合うと思います。
2. 宅建試験の勉強スケジュール
2-1. 勉強スケジュールを立てる
300時間については目安にすぎませんので、まずは勉強スケジュールを立てることをおすすめします。勉強の進み具合の把握や軌道修正の際などに役立つため、勉強スケジュールを立ててください。
時間がありませんので、必要な内容を優先順位をつけて勉強することが重要です。ご存じの通り、宅建の試験範囲は大きく4つの分野に分けることができます。( )内は、本試験の出題数です。
- 権利関係(民法など)(14問)
- 宅建業法(20問)
- 法令上の制限(8問)
- 税・その他(8問)
この中で最優先で取り組む分野がありますが、おわかりでしょうか。それは、「宅建業法」です。一番出題数が多く、他の分野に比べて勉強の成果が出やすいと思います。ちなみに、この分野は満点を取るぐらいの覚悟で勉強してください。そうすれば合格がぐっと近くなります。
具体的なスケジュールの立て方ですが、その前に前提をお話しします。私の場合、過去問を繰り返し解くという勉強方法でしたので、そちらを前提にしたいと思います。
過去問の問題集の「宅建業法」の分野のページ数を確認します。少なくとも8月中に一通り問題を解きたいので、そのページ数を8月の残りの14日間で割ります。そうすると、1日に解くページ数がわかると思います。
例えば、「宅建業法」の分野が 98ページあったとすると、98÷14=7 になりますので、1日7ページ解くというスケジュールになります。
このような形で残りの分野も1日で解く必要があるページ数を算出して、スケジュールを立てていきます。各分野4~5周できるとよいと思います。ただ、「宅建業法」はプラス 2周となります。この分野は完成度を上げたいので。
2-2. 立てたスケジュールをこなす
戦略として、8月は「宅建業法」の分野に絞ったスケジュールにして、9月から他の分野も並行して勉強するという形がよいと思います。その場合は、8月に「宅建業法」の分野の問題を一通り解くというのを2回対応するのがよいと思います。つまり、「宅建業法」の分野を2周勉強します。
9月から他の分野の勉強も追加すると1つの分野の解ける問題数が減ると思われるかもしれません。もちろん同じ勉強時間であればその通りです。ただ、8月から勉強している分については、慣れてきますので解くスピードが上がると思います。勉強を始めたばかりの頃に比べると、同じ問題数を解く時間は短縮されていると思います。勉強を重ねるごとに同じ時間で解ける問題数は増えていきます。
また、私も経験がありますが、立てたスケジュール通りに勉強が進まないということが起こります。仕事の疲労だったり、体調不良だったりなどがあるとスケジュール通りに進められないのです。そのような時は、そのまま勉強を進めるのではなく、軌道修正を行ってください。例えば、土日がお休みの場合は、平日スケジュール通りに勉強できなかった分を土日でカバーするスケジュールに変更します。そのようにして、トータルでの過去問を解く問題数を減らさないように意識します。
逆に予定していたスケジュール以上に勉強が進んでいる場合は、1日に解く問題数を増やしてもよいと思います。ただ、無理のないスケジュールへと変更するようにしてください。勢いで変更して、スケジュールをこなせず途中で挫折などしたら、目も当てられません。
ご自身の勉強進捗や理解度などをもとにスケジュールを更新するのはアリだと思います。理解度をはかるには、過去の本試験の1年度分を本試験の時間に合わせて解いてみるとよいと思います。そこで、得点できる分野やそうでない分野が見えてくると思います。分野ごとに過去問を必死に解いているだけでは、自分の状況が把握できないので、9月の半ばぐらいなどの時期で一度対応してみるのがおすすめです。
このような形で、立てたスケジュール通りに勉強しつつ、当初立てたスケジュールに縛られるのではなく、途中で見直しをしながらご自身のやるべきことを把握して勉強を進めることが重要です。
3. まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
宅建の勉強を8月から行った場合の勉強スケジュールについて紹介しました。宅建に合格するための必要な勉強時間というものがあったりしますが、これはあくまで目安でありご自身の置かれている状況や勉強内容などで異なってきます。
優先事項を把握して、勉強スケジュールを立てて計画通りにすすめるだけでなく、時にはスケジュール更新をはかって対応していくことで8月からの勉強でも合格は達成できると思います。自分を信じて継続してください。よい結果につながるように陰ながら応援したいと思います。