独学で宅建を取得して感じた、勉強スケジュールの必要性について紹介します

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こんにちは、mr-chickenです。
独学で宅建に合格した経験を活かして、勉強スケジュールの必要性について、紹介したいと思います。計画という道しるべがないと不安でしたので、勉強スケジュールを作成したというのが経緯です。計画の立て方の流れや立てることによる効果についても、紹介します。
独学で宅建を目指す方やそうでない方にも参考になればと思います。ぜひ、読んでみてください。

1. 宅建試験合格に向けて

1-1. 宅建試験とは

宅建試験とは、宅地建物取引士資格試験のことです。宅地建物取引士資格試験は、「一般財団法人不動産適正取引推進機構」が実施しています。

宅地建物取引士資格試験(宅建試験)とは
試験は、宅建業法第16条の2の規定に基づき、昭和63年度から当機構(一般財団法人不動産適正取引推進機構)が、国土交通大臣より指定試験機関として指定を受け、各都道府県知事の委任のもとに実施しています。

出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「宅建試験の概要」(出典元

試験の概要は、以下の通りです。試験時間は、2時間で、誰でも受験できます。合格率は、約15%~17%で推移しています。

試験実施の概要
試験の方法
50問・四肢択一式による筆記試験です。

受験資格
日本国内に居住する方であれば、年齢、学歴等に関係なく、誰でも受験できます。

試験日
毎年1回、10月の第3日曜日に、次の時間で実施します。
・午後1時~午後3時(2時間)

出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「宅建試験の概要」(出典元

1-2. 独学はじめました

この宅建試験の合格を目指して、独学による勉強を始めました。

宅建を取ろうと考えたきっかけやいくつかある勉強方法の中でなぜ独学を選んだのかなどについては、以下の記事の中で紹介しています。気になる方がいらっしゃれば、ぜひ、チェックしてみてください。

2. 独学での勉強の準備

2-1. どのように勉強計画を立てたか

勉強の目的は、試験に合格することです。当たり前ですが、それを意識して、勉強計画を立てることにしました。合格するために何をしなければならないのか、それをするために限られた時間をどのように配分するのかなどを考えました。勉強計画を立てた流れとしては、以下のような感じです。

勉強計画を立てた際のざっくりとした流れ
  • 第一段階
    試験内容の分析1
    • 試験の方式を確認
    • 試験科目の把握
  • 第二段階
    勉強方針の決定2
    • 具体的な勉強方法を考える
  • 第三段階
    スケジュール設定3
    • 月単位でのスケジュール作成
    • 日にち単位でのスケジュール作成
  1. 下記「参考記事」の中で、試験内容の分析をしています。 ↩︎
  2. 下記「関連記事」の中で、勉強内容の詳細を紹介しています。 ↩︎
  3. 2-3. 具体的な勉強計画の立て方」の中で、スケジュール作成について紹介しています。 ↩︎

2-2. 勉強計画を立てるとこのような効果が

当たり前のように、勉強計画を立てたことについて書きました。もしかして、こんな疑問を浮かべた方いらっしゃいますかね。

勉強計画は立てる必要があるの?

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計画を立てることで、以下の効果が期待できます。

もともと、闇雲に勉強するのは、不安しかありませんでした。

  • やるべきことを漏れなく対応できる
  • モチベーションの維持につながる
  • 勉強内容の軌道修正がしやすい

やるべきことを漏れなく対応できる
あらかじめ勉強内容を決めておくことで、「これ勉強するの忘れてた~」などを防いでくれます。

モチベーションの維持につながる
計画を実行するにあたり、日々、消化した勉強内容にチェックしていきます。日を重ねるごとに、そのチェック項目が増えていき、達成感を味わえるためにモチベーションの維持につなげることができます。

勉強内容の軌道修正がしやすい
勉強をしていく中で、当初の計画とは違った勉強が必要だったり、内容を変更する必要があったりします。事前の計画があることで、勉強の消化度合いや追加が必要な足りない部分などが目に見えてわかります。

2-3. 具体的な勉強計画の立て方

それでは、本題です。

スケジュールとしては、大きく2つ作成しました。

  • 月間スケジュール
  • 日別スケジュール

月間スケジュール

勉強計画を立てる順序
  • ステップ1
    勉強開始月の4月に「権利関係」、「宅建業法」を予定に設定

    試験問題の出題数が多い、この2分野に時間をかける必要があると考えました。
    そして、ボリューム(問題集の量)や所要時間を把握するため、問題集の全問を最低1回解いてみることにしました。

  • ステップ2
    残りの5月~9月の予定を設定

    問題を解くためのおおよその所要時間を把握できていますので、それを念頭に残りの「法令上の制限」、「税・その他」の2分野も加えて予定を設定しました。

  • ステップ3
    直前期である10月の予定を設定

    勉強を継続していく中で直前期にやるべきことが見えてきますので、それをもとに計画をしました。ここで大事なことは、過去問を繰り返し解くということを継続することです。直前期だからと言って、この予定を外すことはリスクがありますので、ご注意ください。

私の場合、4月から勉強を開始しました。試験は、10月です。10月は直前期ということで、他の月プラスアルファの内容をやるための計画にしました。

勉強方法の記事の中で紹介した通り、勉強内容は「過去問を繰り返し解く」ことにしていました。勉強計画を立てる際には、過去問を何回解くかということを設定することにしました。

具体的な勉強計画は、下記の通りです。

最終の勉強計画(途中で変更を加えて仕上がった計画です)

勉強分野4月5月6月7月8月9月10月
権利関係全問1回厳選1回(※2)厳選1回(※2)厳選2回(※2)厳選2回(※2)
宅建業法半分1回(※1)半分1回(※1)全問4回全問2回全問2回全問3回全問2回+
重点暗記
法令上の制限全問1回全問2回全問2回全問1回全問3回全問2回+
重点暗記
税・その他全問1回全問1回全問1回全問1回全問3回全問2回+
重点暗記

※1:半分の問題数を1回解くことにしました。
※2:厳選とは、「不動産登記法」、「借地借家法」、「建物区分所有法」の問題のみを解くことにしました。

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民法が得意な方はいいのですが、得意でない方や勉強したことがない方は気を付けてください。民法をすべて勉強しようとするとムリ(私の場合)です。範囲が広く時間がかかります。時間がない中、効率よく勉強するためには、民法は範囲を絞って勉強することをおすすめします。

理想の勉強計画(作成当初の計画です)

勉強分野4月5月6月7月8月9月10月
権利関係全問1回全問1回全問1回全問2回全問2回全問3回全問2回+
重点暗記
宅建業法全問1回全問1回全問1回全問2回全問2回全問3回全問2回+
重点暗記
法令上の制限全問1回全問1回全問2回全問2回全問3回全問2回+
重点暗記
税・その他全問1回全問1回全問2回全問2回全問3回全問2回+
重点暗記
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予定というものは変更がつきものです。あらかじめ計画を立てておくと、変更もスムーズにでき軌道修正しやすいですよ。
民法の勉強範囲を絞ることで、当初の計画に近づけて、合格レベルにもっていくことができました。
仕事をしながらの勉強でしたので、当初の予定通りにはいきませんでした。
すみません、言い訳です。。。

日別スケジュール

月間スケジュールに従い、計画通り進めるために、1日の問題数を算出して各日にちに割り当てていきました。月間スケジュールをしっかり組んでいれば、後はその月の中で予定通りすすめるだけです。予定通り進められなかった場合も、リカバリを遅くとも週末などできるタイミングで行いました。そのため、日別スケジュール作成の際は、そこまで神経質になる必要はないかなと思います。

3. まとめ

独学での勉強にあたり、準備段階ともいえる「勉強スケジュール」の必要性について紹介しました。

私は、当たり前のように計画を立てて勉強をしていました。何もない中で勉強することが怖かったので、目標に向けた計画を立てることにしたのです。その計画通り勉強することで、無事に宅建に合格することができました。

思い返せば、あの時「勉強スケジュール」を立てたのは間違いではなかったと感じています。これから独学に向けてチャレンジされる方がいらっしゃれば、ぜひ、参考にしていただければと思います。陰ながら応援させていただきます。

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