

こんにちは、mr-chickenです。
独学で宅建試験の勉強をした時の勉強方法についてご紹介します。
独学の場合、もちろんカリキュラムみたいなものがあるわけでもなく、計画からすべて自分自身で考える必要があります。
自分なりにリサーチをして、どのような勉強方法を行えば目標、すなわち宅建合格を達成することができるのかを考えることから始めました。
恥ずかしながら2度宅建を受験しているので、その時の教訓を活かした勉強方法について、経験をもとにご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
1. 具体的な勉強方法を考える前に
1-1. 得点戦略を考えておく
まずは、試験内容、試験科目を知ることが大切です。試験内容の詳細については、以下の参考記事の中で紹介しています。必要に応じて確認してみてください。
宅建試験は、以下の通り、大きく4つの分野から出題されます。全体の出題数は、50問で、1問1点の50点満点です。各分野の出題数を( )内に表示しておきます。まずは、この試験範囲を押さえておきましょう。
では、この50問のうち、何点とれば合格になるのかというと、それはわかりません。
なぜならば、宅建試験は相対評価方式のため、毎年合格点が変動します。想定した合格者数になるように合格点を決めるのです。何点とれば合格というのがわかりませんので、得点戦略が立てにくいです。
ただ、近年の傾向をみると、40点取れればまず間違いなく合格できると思いますので、そこを目指した得点戦略を考えるとよいと思います。確実な合格を目指して、高めの得点目標にしています。
- 権利関係(民法など)(14問)
- 宅建業法(20問)
- 法令上の制限(8問)
- 税・その他(8問)
1. 権利関係(民法など)(目標:10点/14点中)
民法をはじめ、借地借家法や区分所有法などが試験範囲となります。この分野は、民法が中心ですので、民法をマスターする必要があります。ただ、この分野は試験範囲が広く、相対的に難易度も高いと思います。他の分野で高得点を狙い、最低限の得点をあげるという戦略もありますので、民法が苦手という方は、参考にしてください。
2. 宅建業法(目標:18点/20点中)
宅建業法に関する知識が問われます。宅建試験の出題数50問のうちの4割がこの分野から出題されます。出題数が多いため、この分野を得意科目にすることが重要です。民法等に比べると、とっつきやすく理解しやすいと思います。この分野を得点源にすることは、宅建合格には必須です。満点を取るつもりで勉強することで合格にぐっと近づくと思います。
3. 法令上の制限(目標:6点/8点中)
試験範囲としては、いくつかの法令が対象となりますが、主要な法令がきまっています。その法令ごとに知識を固め、他の法令と知識を混同しないようにすることが重要です。
4. 税・その他(目標:6点/8点中)
税金とそれ以外の関連知識から出題されます。この分野は、理解しやすいテーマとそうでないテーマがありますので、理解しやすいテーマを重点的に勉強すると得点が伸びやすいと思います。
2. 効果的な勉強方法を考える
2-1. 具体的な勉強方法
- ステップ1過去問を解く
試験問題の把握
- ステップ2繰り返し過去問を解く
わからない問題は解説をすぐ見る
繰り返し解くことで知識を定着させる - ステップ3過去問の関連知識を身に付ける
過去問の知識を固めてその関連知識も吸収する
ステップ1 過去問を解く
試験範囲がわかったとしても、具体的な試験問題がわからなければ、どのような勉強をすればよいかわかりません。それを知るために、過去問を活用します。過去問を解くことでどのような問題が出題されるのかがわかります。
ステップ2 繰り返し過去問を解く
試験問題を把握した後は、過去問を繰り返し解いて、知識を身に付けていきます。繰り返し解いて、知識を固めることが大切です。同じ問題が出題された場合に、選択肢の中で迷うということがあってはなりません。基礎を強固なものにするのです。
この過去問を解く際は、解説があるものとセットで解くことが重要です。わからない問題はすぐに解説を見ましょう。悩むことに時間をかけずに、繰り返すことに時間をかけましょう。そして、解説を確認することで知識が身に付きやすくなります。さらに、テキストがあると知識の整理に役立ちますので、並行して活用しましょう。
ステップ3 過去問の関連知識を身に付ける
この段階では、過去問の知識だけではなく、過去問の関連知識を身に付けます。ステップ2の繰り返し過去問を解く際に、併せて関連知識を身に付けるのもよいと思います。ただ、覚える量も増えますので、ある程度、過去問の知識が定着してから関連知識を身に付けていくのがよいと思い、ステップを分けています。
過去問の知識が定着して、過去問をほぼ間違えないようになったとしても、別の角度から問われるとわからなかったりするものです。そのようにならないためにも関連知識を身に付けて守備範囲を広げ、確実に正解を導けるように準備をしましょう。
2-2. 教材選び
先ほど述べたように、過去問を解くことをおすすめします。そのため、過去問を解くにあたっては、わかりやすい解説がついている問題集がよいと思います。さらに、知識を深めたり関連知識を吸収するために、テキストなどがあると効率よく勉強できると思います。
この基本を守れば、どの教材でも問題ないと思います。個人の好みもありますし、やりやすさの違いもあると思います。自分に合った教材を見つけてみてください。
2-3. 私が使用した教材
参考までに、実際に私が使用した教材をご紹介します。この教材を選んだ理由の一つに、問題集の解説に条文番号が載っていたということがあります。その時は、条文を確認すると思っていたのですが、悲しいことに条文を引くことはほぼありませんでした。。。
3. 継続して勉強するために
3-1. 具体的なスケジュールを作成
勉強方法も理解して、教材も準備ができました。それでは、勉強していくぞー!
ちょっと待ってください。その勢いはいいのですが、スケジュールを立てることを忘れずにしてください。勉強計画がなくては、明るい未来が見えてきません。
試験に合格するという目標があるのですから、その目標に向かってやるべきことを把握しておきましょう。そのために、スケジュール作成を行ってください。具体的な作成方法は、下記の記事を参考にしてください。
4. まとめ
独学での勉強方法について、私の経験をふまえて紹介しました。今思えば、やはり最初は不安でした。勉強を継続している中でも不安でした。そのように感じている方は、私の他にもいらっしゃるのではないでしょうか。
なにか新しいことを始めるのには勇気がいります。そして、不安もあります。これから、宅建試験の勉強を始めようと考えている方やもう始めている方、いろいろな方がいらっしゃると思います。この記事がみなさんの参考になり、目標を達成するための助けとなれば幸いです。